電子紙芝居で語る民話の会とは
「電子紙芝居で語る民話の会」は、鳥取に古くから伝わる民話や伝承を現代に残し、 より多くの人々に知ってもらおうという思いのもと、2007年に発足しました。
当初は郷土の歴史について調べることから始め、自分の生まれ育った地に長い歴史が存在したこと、そして多くのドラマがあったことに気付きました。その中で数多くの民話と出会い、その面白さ、素晴らしさを伝えたいと、有志が集まって始まりました。
地域に伝わる民話を語り伝えていくことで、子どもたちの心に故郷を愛する気持ち・優しい心が育って くれることを願って現在も活動しています。
活動内容
民話の楽しさをより多くの人と共有できるように、大型スクリーンに投影して語ります。
お話しにはオリジナルの挿絵をつけて、絵本のようにめくつて見られるようになっていてそのすべては電子ファイル化されています。上映中は語りに合わせてパソコンから操作します。
幼稚園や保育園、小学校、公民館、福祉施設などで上映し楽しんでいただいており、数多くの実績があります。
紙芝居について
上演する紙芝居はオリジナル作品です。原作はこの地方に伝わる昔話ですが、現代の子どもたちには方言が強すぎてストーリーの理解が困難 だったり、お話しに登場する道具などになじみが薄い場合が多いため、多少のアレンジを加えています。イラストレーターは女性会員二人が担当しています。個性溢れた、楽しくてとても綺麗なさし絵を書いてくれます。そして音楽にもこだわっていますので、一つの作品を作り上げるまでに数カ月要することもあります。
最後にパソコンでデジタルデータに変換します。電子ファイルにすることで、何年後でも何回上演しても最初の時と 同じ新鮮な色で美しさを保つことができます。
立見峠の「おとんじょろう」
私が幼かった時、畑仕事を手伝ったご褒美にと、祖母が繰り返し語って聞かせてくれた昔ばなし。それが「おとんじょろうぎつね」の話でした。
祖母にはよくいたずらをして、
「キツネにばかされるぞ!」と脅かされたものです(^ - ^;)
鳥取市の郊外に今でも残る立見峠(たちみとうげ)という地名は「おとんじょろう」の物語の発祥の地。
私の家から歩いて10分ほど。竹藪や林の中の、車も通ることのできない細い細い道を進んでいくと、突然視界が開けて、苔むした石地蔵が見えてきます。峠を行く旅人たちの為に立てられた“道しるべ”です。そして「おとんじょろう」の看板や「碑」、が建っています。その場所こそが「立見峠」。
その昔、峠の頂上には茶屋があり、人通りも多く賑わったと言いますが、今ではその跡もなく、知る人もいません。しかし、昼間でも薄暗いこの峠は、今なお当時の面影を偲ばせています。
そんな懐かしい、そしてどこか新鮮な昔ばなしや民話の数々を、皆さんにお届けします。
